お米の保存方法や炊き方のアドバイスが満載!
2023/09/19
お米は、日本人にとって欠かせない食材の一つです。しかし、適切な保存方法を知らなかったり、炊き方がうまくいかなかったりすると、美味しさや栄養素が損なわれてしまいます。そこで、この記事ではお米の保存方法や炊き方のアドバイスをご紹介します。ぜひ、お米を美味しく食べるためのヒントをご覧ください。
目次
お米の保存方法
お米屋さんにとってお米はわが子同然。だからこそ、プロフェッショナルでなければならないと思います。お米に対する保存方法もお米を美味しく食べてもらうための大切な要素の一つだと思います。例えば、お米は保存方法によって変色したり、風味や甘みが失われてしまうこともあります。 まず、お米を保存する際には多湿や日光を避けることが大切です。湿気が多いと、お米がカビや虫の繁殖の原因となります。そのために、お米は密閉できる容器に入れ、湿度の低い場所に保存することが望ましいです。また、日光を避け、冷暗所、気温が高いときには冷蔵庫もよいと言えます。(冷蔵庫は冷えすぎないように扉付近に置いて頂くのが理想です) 次に、お米を保存する期間についてです。お米は収穫してから時間が経つと、お米を形成しているデンプンが徐々に減り、風味や甘みが失われてしまいます。そのため、特に精米後は一か月を目安にして早めに食べきるようにしましょう。 最後に、お米の品質に関しても触れておきたいと思います。精米からすぐの鮮度の良いお米を選ぶことが大切です。スーパーなどでお買い求めの場合は袋に精米時期は記載してあるので参考に見て頂くといいと思います。 お米屋さんにとって、お米の管理は大切な仕事です。いかにいい状態で保存し、お客様に美味しいお米を常に提供することが求められていると思います。お客様においしかったよと喜根で頂けるよう、一人でも多くの人に愛されるお米屋さんであることをこれからも目指していきたいと思います。
玄米の炊き方
玄米は独特の風味と栄養素が豊富で、健康に良いとされています。しかしその炊き方は、白米に比べて少しコツが必要です。 少しその手順を解説していきます。まずは玄米を水洗いします。洗米している間、変色した米や小石などの不純物があれば取り除いてください。そのあと、水量を計測します。玄米は白米に比べて水がより必要になります。1カップに対して通常のお水の量より1.5〜2倍程度の水が必要です。また、炊飯器やお米の種類によっても若干炊き上がりが変わってきますのでお気を付けください。 炊飯器の設定も重要なポイントです。普段白米を炊く際と同じ設定で炊いてしまうと、玄米は硬く炊き上がってしまいます。炊飯器の種類によって異なりますが、一般的には玄米炊飯や玄米モードといった設定がある機種もございます。そうすることで必要な浸水時間を含めて炊飯してくれるものもあります。玄米モードがない炊飯器や土鍋でお米を炊く場合などは浸水時間は最低でも5~6時間とって頂く必要があります。かなり長時間と思われる方も多いと思いますが、玄米ではそのぐらい浸水しないとお米までお水が浸透せず、硬い出来上がりになってしまうと覚えて頂けるといいと思います。しかし、これらを気を付けていくことで、玄米の風味と食感がより引き立ちおいしく玄米でも食べて頂けるのではないかと思います。 あとは白米と同じですが、炊き上がったら蒸らし時間をとり、完成となります。白米に比べて少し硬めに感じるかもしれませんが、そのまま食べると口当たりがよく、風味も豊かです。また、ご飯を炊く際に少し酢を加えると、酸化を抑えて美味しさが長持ちします。 玄米の炊き方にはコツがありますが、習慣化すれば健康的な食生活にもつながることでしょう。おいしい玄米を炊くために、ぜひ上記のポイントを参考にしてみてください。
白米の炊き方
白米を炊く方法、世の中でもよく聞くし、色んな説があえりますが、私個人の意見として参考にして頂ければ幸いです。 最初に、お米を洗っていきます。米粒についた余分なほこりや、不純物を取り除くために、綺麗な水を使って洗います。実はここでポイントが1つあります。初めに洗う時、手早く洗う必要がありますが、激しく洗わないで欲しいということです。理由としては激しく洗う、例えば押しつぶすように洗ったりなどしてしまうと、お米に傷がつき、お米の中の栄養分が抜け出てしまう為です。理想を言うと優しく洗ってあげて頂きたいです。その後、水を入れて30分からⅠ時間ほど浸水します。これにより、米粒が水を含みふくらんで、柔らかく食感となります。 水の量は、1合につき200cc程度が目安です。もちろん、お好みに合わせて調整していただいても結構です。米が沸騰したら、弱火にして、17~18分ほど炊き上げます。 ふたは火を入れ始めてから炊きあがるまで開けないでください(炊きあがりが変わってきてしまいます)。炊きあがったら、お米を下からすくいあげるようにふわっと返し、全体が返せたら、しばらくふたをして蒸らします。蒸らすことで、お米の味が落ち着き、風味がUPします。約5~10分で十分です。 美味しいご飯を食べて頂けるようまだまだ勉強中です。また発見がありましたらお知らせしますね。
お米の重さの計り方
お米の計り方、当たり前のようで知らない方も多く見えると思います。今回は数え方をお伝えいたします。まず、一合、お茶碗で大体二杯分ぐらいになると思いますが、一合は重さにしてお米を扱う米屋では、お客様が求める140gか150gと言われています。というのも、両方ともよく出る数字で一概に片方の数字で断定することが難しいからです。また、一升(いっしょう)は一合が10個分で、これも1400gか1500gです。これも上記と理由は同じになります。次はなかなか聞きなれない桁ですが一俵(いっぴょう)です。漢字の通りなかなか今、見ることのない「たわら」ですが、昔の時代にこのひと俵の重さだったと思われます。60kgです!!!一気に重さが増えました…。こんな形でお米独自の重さがあるんだなーと頭の片隅にでもおいて置いて頂ければと思います。